プロフィール

張り子作家 おもしろ張り子教室主宰

前田 ビバリー

MAEDA Beverly

ホームページ https://bibariko.jimdofree.com

 

長崎県生まれ東京在住 大分県立芸術文化短期大学美術科卒。郷土玩具に興味を持ち、2009年に張り子作家を志し、映像制作会社を退社。張り子作家

荒井良氏に師事し、2012年には廃絶郷土玩具を復元させるなど伝統的な全国に残る張り子も研究する。同年、芸術家集団『画賊』として活動開始。2013

年から高齢者介護雑誌『レクリエ』のリハビリ用制作作品を監修。2014年から張り子を取り入れたオリジナル熊手やしめ縄制作も開始し、伊勢丹新宿本店

などにも出展する。2016年から、NHKカルチャーやよみうりカルチャーなどで教室を主宰開始。2017年、グラフィック社から『おもしろ張り子』を出版。

2019年、福島県の母畑温泉『八幡屋』に常設展示の張り子作品『首振り飛翔親子獅子』、『張り子の花器オブジェ 花/森/川/山』を納品。2020年、

阪急百貨店うめだ本店『女性作家4人展』出展。現在、都内近郊や京都などでワークショップや個展を定期的に開催。

 

 

 

 

 十数年前、地元長崎の土人形「頓珍漢人形」を見てから郷土玩具に興味を持ち始め、さまざまな郷土玩具を買い集めるように なりました。

郷土玩具は農閑期の生活の足しにするために作られたものなど、理由はさまざまですが、その土地土地でずっと作り続けられてきたものです。

作るということがとても自然な行為だったのだと思います。

 張り子は、紙という身近な材料があれば作り始められます。自由自在に好きな形で型を作り、紙をはり付け乾かして型からは がすと、

ペラペラの平面だった紙が型通りの立体になって立ち上がります。その変化や工程がとてもおもしろいのです。

 みなさんにも、和紙をはるときや形が現れたときの「わっ、お もしろい」という感覚を味わってもらえたらと思います。

この本で初めての張り子作りのおもしろさを感じて、さらにいろいろな材料でオリジナルの張り子を作ってもらえたら

なんて嬉しく楽しいことでしょう。もしかしたら、この本で張り子作りを始めた人が何十年も作り続け、

その土地の郷土玩具になっているかもしれない。そんなことを想像したら、ますます張り子作りがおもしろく感じられるのです。

 

前田 ビバリー 

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